earth to humans…「地球のために、より良い選択を」 earth to humans…「地球のために、より良い選択を」

私たちにとってかけがえのない地球。
そんな地球のためにする選択は、私たちのためでもあります。

「環境の危機」は、地球がいま直面している最大の問題です。私たちはそれを「再発明の機会」だととらえています。海をきれいに保つこと、製品開発で大量消費される水を節約すること、ひとりひとりが環境に責任を持って取り組むこと。そのために、何をすべきでしょうか。

私たちはリサイクル素材を使用したギアやウェア、環境を汚染しない方法で染色された生地などを生み出し続けています。通常のブランド運営を行うだけでなく、環境のためにより良い行動を選択します。わたしたちのためにも。地球のためにも。

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  • 難燃剤不使用テント
  • レスポンシブル ダウン
  • 染色
  • ブルーサイン® 認定
  • リサイクル素材
  • 自然なUPF
  • 難燃剤不使用テント
  • レスポンシブル ダウン
  • 染色
  • ブルーサイン® 認定
  • リサイクル素材
  • 自然なUPF
  • 難燃剤不使用のテント

    テントなどに使われる化学的な難燃剤は時間とともに分解され、私たちの健康や地球環境に悪い影響を与えます。2019年春、私たちは難燃剤を使わない取り組みを始めました。既に、すべてのテントを難燃剤フリーに切り替えています。

    テントに科学的な難燃剤が使われるようになったのは1970年代。キャンバス製イベントテントの火災リスクに対処するために作られた「燃焼性基準」を満たすためです。当時のキャンパステントは引火性の高いパラフィンでコーティングされており、難燃剤が必要でした。しかし、マウンテンハードウェア社長のジョー・ベルナキオは言います。

    「数十年前のルールで使われ始めた難燃剤を、私たちのテントに使い続ける理由はありません。持続可能性と消費者の健康のために、私たちは今後、すべてのテントに難燃剤を使用しないことを決めました」

  • 私たちの代替案

    「難燃剤を使わないことで両面にシリコンを塗布でき、テントの引き裂き強度を高め、撥水性を長持ちさせられます」

    デヴォン・ランバート
    (プロダクトラインマネージャー)

  • アライド フェザー
    &ダウン社

    マウンテンハードウェアでは、アライド フェザー&ダウン社の羽毛を使用しています。同社は、厳しい基準を満たし、動物を不当に扱っていないサプライヤーの羽毛だと保証する国際認証「レスポンシブル・ダウン・スタンダード(RDS)」を、ダウン専業メーカーとして世界で初めて取得しました。

    同社ではダウンの追跡システムを取り入れており、製品タグに記されたロットナンバーをホームページ上で入力すれば、産地やダウンの情報を確認できます。

    品質と安全性を最優先に考え、専門家が環境に配慮した方法で徹底したテストと洗浄を行います。羽毛の含有量、種類、フィルパワー、洗浄度などの品質管理を何よりも重視し、化学物質、刺激性物質、汚れや油といった異物を徹底的に排除しました。

  • すべてのダウンは、環境に優しい洗剤と再生水を使用して洗浄するアライド独自の洗浄工程を経ています。

    洗浄機から取り出したダウンは徹底的に乾燥・冷却され、ほこりが取り除かれます。その後、金属探知機を通過し、汚れや油などの異物が入りこまないよう袋や容器に入れて出荷されます。これらを徹底することで、アライドのダウンは業界が求める基準を満たすだけでなく、それを超えるものになっています。

  • ソリューションダイの
    ゴアテックスシェル

    「ソリューションダイ」は、従来とは全く異なる染色方法です。従来の染色では、未着色の合成糸を一本一本、大量の水と化学薬品を使って染めていました。一方ソリューションダイでは、糸の原料であるプラスチックペレットと顔料を直接混合してから糸を作ります。そうすると、深みのある繊維になるのです。水も、追加の染料も使用しないので、従来の染色と比べて水の使用を89%、化学物質の使用を63%、二酸化炭素の排出を60%減らすことができます。そのうえ色が安定して落ちにくく、製品の寿命を伸ばしてくれる。それが、ソリューションダイです。

    Gore Fabrics社のサスティナビリティリーダー、ベルンハルト・キールは言います。
    「アウターウェアをよりサスティナブルにするために必要なのは『長持ちすること』です。色が変わりにくく、耐久性が向上すると考えられるソリューションダイは、それを実現する技術です。さらに、水や化学物質の使用量、二酸化炭素排出量が少なくて済み、環境への影響も軽減されます」

  • 未染色の製品

    私たちは、染色を一切行わない未染色の製品開発にも取り組んでいます。染色は、水・化学物質・エネルギーを大量に消費します。染色をやめることで、これらの資源の消費を減らし、環境に影響を与えることを防ぎます。

  • bluesign®認証素材

    bluesign®は、繊維製品が「環境」「労働」「消費者」それぞれの観点から持続可能なサプライチェーンを経たことを証明する国際認証基準です。つまりこの制度は、責任を持って資源を使用し、人や環境への影響を最小限に抑えて製造された製品だと保証するものなのです。

  • 私たちはbluesign®の厳しい基準にのっとり、人、環境、資源に対して責任ある行動をとっています。

    繊維製品は、染料や加工剤などの原材料から複雑な工程を経てでき上がります。bluesign®では、最終製品に汚染物質や有害な化学物質が混入していないかだけでなく、部品や糸、染料などの生産工程すべてを審査します。bluesign®の認証は私たちの製品が、原材料や中間製品の加工工程から完成品までに一貫した透明性を持ち、持続可能だと認められたことを意味しています。

  • 高いリサイクル率

    私たちはリサイクル率の高い素材を調達することで、二酸化炭素の排出や水への影響を減らしながら、製品の水準を高めることを目指しています。

    機能性を高めることを最優先に考え、PrimaLoft®のような業界をリードする素材エンジニアと提携して技術を追求するとともに、環境への取り組みもまた、最重要の課題だととらえています。これらの素材は、製造時の二酸化炭素排出量を標準的な同等製品よりも最大39%削減します。また、場合によっては水の使用量を50%以上削減でき、その結果、使用する水を終始クリーンに保つことができます。100%ポストインダストリアルのリサイクル素材から、セミリサイクルのトリムや化繊インサレーションまで、私たちのアップサイクル商品のコレクションは年々増加しています。

  • 自然なUPF

    紫外線保護指数(UPF)とは、生地がどれだけの紫外線をカットできるかを表するものです。多くの場合、UPFを高めるためには化学薬品を使用します。しかし、私たちは地球環境への影響を減らすための取り組みの一環として、素材の力でUPFを高める技術を探りました。高品質で高密度な素材を選ぶことで、化学薬品を使わずに、素材が持つ力で自然なUPFバリアを形成しています。